トライアルとは
トライアルとは、入り口から出口まで、高低差や傾斜が複雑に設定されたコース(セクション)を、いかに「足を付かずに」「オートバイに乗ったままで」走り抜けることができるかを競うスポーツです。秋田県内に数ケ所の練習場があり、誰でも参加可能な草トライアル大会から、ライセンスが必要な選手権大会まで多くの大会が開催されています。ここ数年、リターンライダーの方、新規参加の方が多く、競技人口が増えて盛り上がりつつあります。
MFJのはじめまして、トライアルサイトもご覧ください
トライアルいろいろ~楽しみ方は人それぞれ
トライアル(コンペ)
トライアル競技。世界選手権を筆頭に全日本、地方選手権、エンジョイトライアル大会(各県部会主催)から草大会など色々あります。
各大会によって多少の違いはあるものの、10~15セクションを2ラップか3ラップ走り、最も減点の少ない者が勝ち。
足着き一回で1点、足着き2回で2点、足着き3回目以降は何回着いても3点、セクションの途中で転倒、エンジン停止、コースアウト、バック等セクションアウトできない時は5点。まったく足を着かず、バイクに乗ったままセクションアウト出来たらクリーン(0点)です。減点が同じならクリーンの多い人が勝ちになります。
大会では、レベルごとにクラス分けされます。
全日本選手権ではIAS(国際A級スーパークラス)、IA(国際A級)、IB(国際B級)クラス、レディースクラスの選手がエントリー。地方選手権はIA、IB、NA(国内A級)、NB(国内B級)、エンジョイクラスがあります。IB、NA、NBの選手が昇格を掛けて大会に挑みます。
ツーリングトライアル(ツートラ)
公道走行が可能なトライアルマシンを使用して、一般道~林道~けものみちなど、主催者が設定したコースを走りながら、途中にあるセクションを順番に巡り、減点数を競う競技。世界最大のツーリングトライアル「イーハトーブトライアル」が、毎年8月末に岩手県で開催されます。雄大な景色を巡りながら、岩手の自然を活かしたセクションに挑戦。トライアルの醍醐味を味わえます。一日に100km~200km程度を走行するので、十分メンテが行き届いた車両と、ある程度の整備技術、工具などの装備が要ります。イーハトーブに参加する事が一年の最大の楽しみ、というライダーが秋田にはたくさんいます。初心者でも仲間が付いていれば大丈夫なので、興味のある人は相談してください。
インドアトライアル
屋内に作られた人工的なセクションで行う競技で、世界選手権があります。現在はX-TRIAL世界選手権という名称です。
助走も無いところから見上げるようなステアに飛びついたり、とんでもない高さのハイジャンプしたり!世界トップクラスの選手でなければとても走れないような世界です。アウトドアトライアルに比べて派手な演出が施されたショーアップ要素が強いセクションが多いのが特徴です。
ツーリング
トライアルマシンはガソリンタンクの容量が2~3リットルと少ないため、バックパックに数リットルのガソリンタンクを持ってツーリングします。トライアル車両の走破性を活かして、大自然の奥深くに入って行く楽しみがあります。トレール車では入れないような道にも平気で入って行けるのは軽量コンパクトなトライアル車両ならでは。
TRRS 「XTRACK」、 SHERCO「TY125」など、セル付き・シート付きでタンク容量も大きく、ツーリングに向いたトライアル車両も人気です。
バイクトライアル
自転車で行うトライアルの事です。1970年頃スペインで子供たちがオートバイトライアルのまねをしたのが始まりらしいです。
世界選手権や全日本選手権も行われています。ルールはオートバイトライアルとは少々違いますがセクションを回って減点数を競うところは一緒です。
現在オートバイトライアルで活躍している選手の多くはバイクトライアルの経験があります。国際A級スーパーの野崎選手はビデオで、バイクトライアルのテクニックはオートバイでも使う事が出来る!バランスを取るという事についてはまったく一緒だと言ってました。つまりバイクトライアルを経験することはオートバイトライアルの練習にもなるってことです。
私武藤も、オートバイトライアルの練習のつもりでバイクトライアルを始めてみました。するとバイクトライアルはバイクトライアルで面白いんです。オートバイではとてもできないようなテクニックも、軽さに助けられて簡単に出来ちゃったりするんです。オートバイより良い点は、時間や場所を気にせずに練習できること、ふと気が向いた時直ぐに乗れます。
自転車は大抵の人が乗った事あるのでスタンディングやホッピングしただけでも驚いてくれます。
ネックは、専用車が以外と高価なのと、オートバイよりも愛好者が少ない点でしょうか。ちょっと練習するだけで秋田のトップライダーになれるかも知れません。